初めての昇段試合

柔道をやってます。

大学の部活から始めて今年で3年目。といっても部活は2年生の7月で辞めて、それ以降は月に1、2回しか練習してませんので、堂々と「3年やってます」とはちょっと言いにくい笑

 

まだ白帯です。

立技はまったくできないので、今まで昇段試合は避けてました。現行のルールは立技ができないとかなり厳しい。いきなり寝技にいこうものなら審判に容赦なく「待て」をかけられ、指導(イエローカード)を頂戴する。指導が重なれば「反則負け」(レッドカード)だ。世知辛いなーもうー。

 

そんな僕も、今たまーに顔を出している道場の先生に「いい加減黒帯を取れ(意訳)」と言われ、渋々昇段試合を受けることに。

ざっくり言えば、試合で白帯3人に連続で勝ってから、形の試験を受ければ晴れて黒帯として登録できます。

形の試験なんて誰も落ちないから、勝負どころは試合で3人に連勝することです。

 

さて試合当日。

現在、白帯の試合では絞め技・関節技が禁止されてます。立技ができない僕は、抑え込みによる一本勝ちを目指す他ありません。

1人目は小柄なおっさん。

初手から引き込んで寝技を仕掛ける。審判は「待て」をかけなかった。下手な巴投げくらいに見てくれたのだろう。そうなればしめたもの。30秒くらいで抑え込みに行き、最後は横四で一本勝ち。イェーイ

抑え込みながら思ったのだけれど、おっさん、、、道着が臭いよ、、、

 

2人目は小柄な高校生。

先ほどと同じく、初手から引き込む。あからさまに引き込んだので、案の定「待て」をかけられ、指導を頂戴する。ちょっと様子を見ながら、相手の出方を待つことにする。すると一本背負いをかけてきたので、それを潰して亀(四つん這いの状態)にさせる。そのままSRT(スーパーロングサンダー、又の名を腹包)をかけて縦四で一本勝ち。

 

3人目も小柄な高校生。

引き込んで引き込んで引き込みまくって攻めた。が、情けないことに3連戦目ということでスタミナが切れて、技の精度がガタ落ち。終始優勢に攻めたけど、指導を3つもらってこちらの反則負け。情けない、、、

 

ここで自分の昇段試合は終了。あとの1勝分は次回の昇段試合で取るしかない。

 

「あーまた受験料(2500円+税)かかるのかー。もったいねー」と思いながら記録表を取りに行くと、記録を取っていたおっさんに、最後に1人余りそうだからもう1戦させてあげる、と言われる。マジか!

 

というわけで1時間ほど待っていたら本当に1人余ったので、もう1戦できることに!

 

4人目。小柄な高校生。

スタミナは完全回復。

一瞬で引き込む。

「待て」はかからない。

そのまま相手を亀にしてSRT、1本勝ち。2戦目と同じ決め技!

40秒くらいで終わりました。

 

、、、ってことで、相手が全員小柄、なぜか最後にもう1戦、という幸運にも助けられて無事3勝!ラッキー!

 

形はまったく準備していなかったので、次回また受けることに

 

実質黒帯へ昇段したというわけで、ホッと一安心

 

黒帯は早い人だと半年程で、遅い人だと2、3年くらいで取ります。

 

私は柔道を始めて3年で、試合相手の当たり運、審査員の好意という幸運に助けられた形で何とか取れました。

 

試合に勝つためというよりも趣味で柔道をしている身としては別に白帯でもいいやって思ってましたけど、やっぱり黒帯を巻けるのは嬉しいし、これからの練習のモチベーションにもなります!

 

挑戦してみるもんですね!

 

寝技を知らない高校生に容赦なくSRTを仕掛ける老害