モネ展に行ってきました
平日の昼だったのにかなり人が入っていました
100年以上前の画家なのに、これほどの集客力、、、
モネやるな!
若い人も結構多かったです
友だち同士で絵についてざっくばらんに話してる感じが良かったですねー
美術展に来るような女の子好きです
ところで、私はモネといえば『睡蓮』しか知りませんでした
もちろん他にも色んな絵を描いていて、ちゃんと(?)写実的な絵も描いていたようです
モネは結構正統派の絵(↑あくまで当時のスタンダードという意味で。歴史に材をとった写実的な絵など)で、サロン(国営の展覧会)に応募し続けるのですが、ずっと落選
やがて仲間同士で展覧会を開催し、新聞に「印象派」(印象に過ぎない、今で言うところの「それってあなたの感想ですよね」という皮肉)をかかれながらも、評価されていくことになります
今回モネ展を観てて思ったのは
①モネ絶対水面フェチ
②絵の発想がドット絵みたいだなー
の2つです。
①については、今回のモネ展の作品セレクトにもよるのかもしれませんが、水面を描いた絵が多かったです。モネは水面を観察しながら作品を作るために、船(というかボート)の上にアトリエを乗っけたアトリエ舟(そのまま笑)を持ってたほど水の描写の研究には熱心だったようです
②については、写実的な絵を離れたモネの、あの独特のボヤッとした絵の描き方、色を混ぜずに、筆のワンタッチを重ねていく描き方がドット絵に似ているなーと思いました
ちゃんと写実的な絵から始めて独自の描き方に至っているのは、芸事の基本である守破離に忠実なようで好感が持てますねー
あと今回1点だけ個人的には異彩を放っていたように思われた絵がありまして↓
他のモネの作品から感じられる柔らかさがなくて、結構闇を感じさせるような毒毒しい色使いと、思い切った筆使いが面白いと思いました(実際今回の写真を撮ったのはこの絵だけ)
解説には視力が衰えて、、、みたいなことが書いてありましたけど、それにしても他の絵とは雰囲気が違いましたね
こんな感じで色々発見があったので、モネ展、行って良かったです